♦まほうのはこの基本情報
まほうのはことは、「その箱を通ると、ある法則に従って通ったものが変化する」という不思議な箱のことです。
箱ごとの法則を見つけ出し、経由した全ての箱でどのように変化していったかを考える、総合的な推理力。そして、「実在しないもの」について考えられる想像力が必要な問題です。
『まほうのはこ』を解くには以下4つのポイントを理解するとスムーズです。
①数を数える力
②ルールを理解する力
③増えるor 減るの概念の理解
④「合わせて~個」の概念の理解
★問題例
「バナナを真ん中の箱を通ると、右に出てきたバナナはそれぞれ上の二つのように変わるお約束です。
下の四角をみましょう。左のバナナが順番に真ん中の箱を通ると、最後にはどうなるでしょう。右の四角の中にかきいれましょう」
回答は・・
考え方
★まず『ルール』を読み取る
・バナナが5本、箱を通ると→バナナが3本に減る
・バナナが6本、箱を通ると→バナナが4本に減る
この二つのルールを自分で見つけ出すことがとても大事です。
ルールが理解できたら、あとは順番に考えていくんだけです。
解き方
一問目はバナナ7本が箱を通ります。6本で4本になるので4本にもう1本増えて5本になることが分かります。
二問目はバナナが10本箱を通ります。5本で3本になるので・・その倍の6本になることが分かります。
いかがでしたか?ルールが理解できていれば、あとは当てはめていけばよいわけです。
♦まとめ
まほうのはこ問題は、小学校受験のペーパーの中でも、特に難しい問題として知られています。
また、幼児期の子どもにとっても、理解するのが難しい単元です。
そのため、今回解説した点を踏まえて、たくさん問題を解いてルールを見つける練習をしてください。