コラム

【小学校お受験】お手伝いの効用

♦毎日の生活の中に発見が沢山

毎日の生活の中でお子さんの受験に役立つことは沢山あります。
こどものいない間の効率よい家事は、こどもにとって知っていて当然のはずの生活常識が 欠け、こんな事も知らないの?という落とし穴になっている事があるものです。

例えば、アイロンの絵をみて名称、用途をきちんと言語化できますか?
ミシンや掃除機なども同様です。
実際に使ってみると経験が糧となり確実に体に身に付きます。

一緒に買い物に行けば「どの店に何が売っているか」に始まって、
品物の種類、分類も実物をみながら覚える助けになっていくことでしょう。

掃除も洗濯も一手間ごとにいろいろな知恵がつまった作業です。どうしてそういう事をしていくか、説明を受けながら、上手にできなくても何か一緒に手伝いができたこどもは経験が豊かになり、お話もよく聞くようになります。

料理は危険を伴う事も確かですが、楽しみの多い作業のひとつです。カレーライスにまつわる出題は面接も含めよく見かけます。(お話の記憶に出てきたり、中に入れる具を聞かれたり)

試験のためだけでなく、是非一度買い物から調理まで一緒に体験させてください。台所は教材の宝庫であるという目でもう一度見直してみるのもいいですね。

家事を手伝うことで子どもの世界だけでは学べないことを身につけることができます。

ゴミ捨て: ゴミの分別、環境負荷、リサイクル、リユース、エコロジー、地球温暖化などについて知る
掃除 :ホコリの集まる場所、空気の流れ、掃除機の使い方で空気の圧力や流れを知る
買い物 : 食材の旬、産地、値段、元の姿、消費税の計算、お釣りの計算など身につく
料理 : 植物の種子の形、断面、組織、魚の身体の仕組み、熱の伝わり方、物の溶け方などの知識
食器洗い : 洗剤のはたらき、油の性質、お湯と水の違いなどの知識
お花の水やり :季節のお花を体験を持って覚える。

毎日である必要はありませんが、今から気をつけて、機会を作ってみてください。学びの多い実践になる事間違いありません。