お話の記憶

【小学校お受験】お話の記憶 対策②

◆ポイント1~短いお話しから始める

過去問やドリルを見るととても長い文章が書かれています。
最終的にはこれらの文章を、聞くだけでお話しを理解してテストに挑まなくてはなりません。
とても焦りますが、最初は1~2行の短い文章から始める事をお勧めいたします。

①短い文章(絵本)でトレーニング
②長い文章を区切ってトレーニング

本を読む際、ご両親が物語を区切って読み
質問を出すスタイルで初めてみてください。

◆ポイント2~問題を先に伝えてからお話しを読む

その際、物語を読む前に以下のことに注意を促すよう
声をかけてください。

★登場人物…誰がいて、誰がいなかったか
★できごと…なにをして、なにをしなかったか。何を見て何を見なかったのか
★のりもの…どんな乗り物に乗ったのか、乗らなかったか
★数量…いくつあったか、いくつ増えたか/減ったか

最初は複数の事に注目するように言うと1つ目の事を忘れてしまいがちです。
なので徐々に増やすようにします。

苦手な場合は解答用紙の絵を見ながら話を聞くようにします。
最初から耳だけからの情報ですと、苦手なお子さんにはハードルが上がってします。
最初は少しゆっくりがいいでしょう。
テープ使用の場合は、1度目は親が読みます。
そうして話に出てくるものを順番に指さしながら聞きます。
しっかり聞いていないと指さすことができないので、集中できるようになります。

問題に慣れてきた回答用紙の絵は伏せて話だけ聞いて回答します。
慣れてくると聞かなければいけないポイントが分かってきますので、徐々に文章を長くしていきます。

◆ポイント3~頭の中でイメージできるように促す

お受験の『お話しの記憶』はいかに頭の中でイメージできるかが鍵となります。
日々の絵本の読み聞かせとても大切ですが、目から入ってくるイメージのインパクトが強いため聴く耳の強化には弱くなってしまします。

そこで、日ごろから耳だけでお話しを聞く習慣をつけていただくと
劇的に変わります。

①字だけ、もしくは字が多めの本を読み聞かせる

②聞く絵本を流し聞かせる

また、頭の中でイメージ(その状況を思い浮かべる)することは日ごろから癖付けないと
すぐにイメージすることは難しいです。

そこで、お話しを聞いたり読んであげる際に

『主人公はどんなお家にすんでいた?』
とか

『主人公の行った公園はどんな公園?』

など、物語に沿った質問をしてみてましょう。
そうすることでお話しの情景をイメージするトレーニングにつながります。