♦つりあうシーソーの基本情報
小学校受験でよく出題されるシーソーの問題の中に「つりあい」があり、このつりあい問題のなかにもいろいろな種類があります。今回はその中でも難易度の高い「置き換え」を伴う問題を解説していきます。
「つりあい問題」は、具体的に次のような問題があります。
★問題例
1.シーソーの仕組みの理解
2.数が多いものが軽い
3.置き換えの理解
ポイント1.シーソーの仕組みとは
-重いほうが下にさがる(軽いほうが上にあがる)
-つり合っている場合は水平に保たれる
まずはこの仕組みをしっかり理解している必要があります。
ポイント2.数が多いものが軽い
「数が多いものが軽い」というルールを起点に考えます。
最初の問題は、軽いのはニンジンです。
なす1つとにんじん2つが同じなので、左のシーソーのナス1本に付き「○」を2つずつ書きます。
そう、最初の答えは、ニンジン4個です。
一番重いものと一番軽いものが認識できれば答えるのは容易なのです。
これも解き方のルールをしっかり教えて、何度も繰り返し解くことで必ずできるようになります。
回答・・
始めのうちはできない子どももたくさんいますが、比べるものを色のついたおはじきなどに置き換えたりしながら繰り返し学習していきましょう。
これらの問題は、シーソーの原理の理解だけでは答えを出せないので非常に難しいのですが、あるものを仲立ちにして解いていく方法を身につけることが大事です。
♦まとめ
つりあいの問題は、シーソーを使って出されますが、そこで求められている考え方は
1. かけ算の考え方につながる 一対多対応
2. わり算の考え方につながる 包含除
3. あるものを別なもので考える「置き換え」の発想
この3つの考え方がしっかり身についてこそ、「つりあい」の問題は正解できるのです。
最初は簡単な問題から初めて徐々に自身をつけていきましょう。