◆季節の行事の重要性
小学校受験では、「花の絵を見て季節を答える」「行事の絵を見て季節ごとに分類する」というように「季節」に関する知識を問われることが頻繁にあります。
出題する側の意図はどのようなものなのでしょうか。これを理解しないと、学習がただの「知識の詰め込み」に感じられてしまいます。知識を詰め込む学習方法では、頑張っても身に付きにくいということは、皆さん自身の経験により、よくご存知のことと思います。
楽しんで学ぶことが、子供にとって一番大事なことです。その為には、何故それを知る必要があるかを伝え、自然に身に付けられるようにしてあげることが重要なのです。
「季節の行事」に関して試験の中で出題されるということは、子供達に知っていてほしいということ。つまり、日々の体験を通じて身に付けていてほしいということです。
理由としては「季節ごとの行事を通して心と体で四季を感じ、それぞれの季節を胸いっぱいに楽しめる、豊かな心を持った子供に入学してほしい」という願いが、私立小学校の側にあるのでしょう。
◆季節の行事を体験しよう
・ひな祭り(桃の節句)
・卒園式・入学式
・春のお彼岸
・お花見
・こどもの日
・母の日。
春には桃の節句の「お雛祭り」や、端午の節句の「子供の日」がありますね。暦に則った年中行事だけでなく、桜の花が咲けば「お花見」。「母の日」にはお母さんにカーネーションを贈ります。
・梅雨
・父の日
・七夕
・お盆
・夏祭り
・土用の丑の日
夏には七夕の節句に「七夕祭り」として、笹の葉に願い事を書いて吊るし、天の川を眺めて織姫様と彦星様のお話を思い浮かべたりしますね。夏と言えば、「花火大会」や「夏祭り」「盆踊り」といったものも欠かせません。
・敬老の日
・秋のお彼岸
・中秋の名月
・紅葉狩り
・七五三
・クリスマス
・お餅つき
・お正月(門松、鏡餅、こま、羽根つき、たこあげ)
・節分
多くの方が年中の秋からお受験を意識されるかと思います。秋冬の行事は忘れがちになってしまいますので、普段からクイズ形式にして行事のお話しをするとよいかと思います。