♦数の分配・分割の基本情報
小学校受験のペーパー課題「数」の問題が出題されます。
足し算や引き算の発想が必要な問題もあれば、分割など割り算の発想が必要な 問題もあります。
あくまでも幼児に理解が出来る範囲の「数の感覚」が出題されるからです。
慣れてしまえば数の操作の問題も自分で解けるようになるものです。
そこで今回は、「数の分配・分割」の対策方法やポイントなどについて解説していきます。
1.10までの数は数えられるようにしておく
2.トランプやUNOなどを使って遊びながら「数」に親しむ
3.よく出る分割のパターンは覚える
「数の分割・分配」は次のような問題が該当します。
問題例
回答は・・
①一つずつ分配する。
問題①の場合、猫の横にイチゴの数を交互に一つずつ置いていきます。
その場合〇で表現し、イチゴは傍線で消していきます。
そうするとおのずと、イチゴは消去され猫の横に分けた数が見えてきます。
②簡単な分割のパターンは覚える
-6個は3人で分けると一人2つになる
-9個は3人で分けると一人3つになる
-4個は2人で分けると一人2つになる
-8個は4人で分けると一人2つになる
このパターンは覚えてしまうと早いです。まずは問題を解きながら定着させてしまいましょう。
♦具体物を使ってのトレーニング
ペーパー上だけで勉強するよりも、おはじきなど五感を使って学習したほうが理解しやすいです。
★おはじきをつかう
おはじきは数の感覚の、お勉強をするためのアイテムとして身近なものです。
だんだんと感覚をつかめてきたら、ペーパー上で解かせるようにしましょう。
★お手伝いをしながら数に親しむ
食事の配膳を手伝いながら数の感覚を身に着けるという方法も最適です。
あらかじめ、足りない食器の数を準備して子どもに確認をさせて、足りない数がいくつなのかを考えてもらいます。
例えば、お箸は足りてるかな?と聞き、見て考えさせてみてください。
足りなければ、出してねと声をかけてあげてください。
また、りんごや梨など一つのお皿に盛ってみてください。
一人何個たべられるかな?とペーパー問題さながらに実践で体感させてあげてください。
数の感覚が確実に身に付きます。
♦まとめ
「数量感覚」というものがありますが、意識をせずに過ごしていると、幼児の生活の中には数の感覚はあまり必要ないことが多いです。
幼児が数の感覚を身に付けるためには、日常的の中でもできるだけ多くの数感覚に出会うことが大切なのです。
「数と出会う」とは「分ける」「足りない数はいくつ?」「何個ずつ」という数の感覚を知るということを指しています。
これは小学校受験対策としては外せない領域です。