ペーパーテスト

【小学校お受験】折り紙展開図 対策

♦折り紙展開図の基本情報

今回は「折り紙転回図」に関する問題です。この問題では、見えていない空間を頭の中で認識するための思考力と推理力が必要になります。
幼児期のお子さんにとって、折り紙の展開図を想像することは難しいため、早いうちからトレーニングする必要があります。
普段から目にする機会の多い「折り紙」を通して、図形や空間を正しく把握する力を身に付けていきましょう。

折り紙の展開図の解き方は、次の順番で教えることをおすすめします。

基本ポイント

1.「消去法」で考える

2.折り紙の折り方をチェック

3.端(折り紙の外側)の形を確認

4.中心(折り紙の内側)の形を確認

5.答えを選ぶ

★問題例1

問:左のお手本のように、折り紙を二つに折って切り取りました。折り紙を広げたらどうなるでしょう?正しいものに〇をつけましょう。

まず重要なことは、折った折り紙のどこを切っているかです。
折り紙の折り線の方と、端のペラペラの方。どちらを切っているかで答えは変わってきます。

切った場所に関してきちんと把握したら次のステップ。開いた時に線の反対側にどのような形がくるかを考えて推理しましょう。

回答は・・

探し方のポイント

1.間違いを探す・・・折り目側を切っているのか?それともペラペラ側を切っているのか?これが分かれば間違った物をまず選択肢から外せます。この場合、右から2番目は外れます。

2.折った線に対して、対称になっているものを探す・・・対称のイメージを何度も繰り返し定着さてる事が重要になってきます。

♦実物を使って試してみる

「折り紙展開図」の考え方や解き方のコツは今回お伝えした通りですが、実は子供たちに教える上でとっても簡単な方法があるのです。

それは、実際に折り紙で試してみる事です。
今回の問題の形に実際に切ってあげれば、子供たちもすぐに納得できるでしょう。頭の中だけでは考えきれなくても、実物を見れば簡単です。
問題にこだわる必要もありません。まずは折り紙を2つや4つに折って好きなように切り取り、開いた時の形を楽しむところから始めましょう。
折り紙を切って遊ぶうちに、線対称の概念が感覚として自然と身についていきます。そうすると、プリントでも理解しやすくなります。