♦系列問題 基本情報
小学校受験の頻出問題の中に「系列問題」があります。
苦手意識を持ちやすい課題なので、親も教え方をしっかりと把握しておくことが大切です。
この問題は、順序よく並んでいるものを見て、「どのような約束のもとに並んでいるのか」を捉える問題です。法則を自分で見つける思考力、見つけた約束を生かして空欄に入る形を考える推理力が必要になってきます。
これを繰り返すうちに、子供達の論理的思考力がつきます。
系列問題の解き方や対策する時のポイントは、主に次の4つになります。
1.声に出しながら指を置いて移動させる
2.よく出る系列パターンを覚えておく
3.最初のマス目が空欄の場合には、次に書かれている形同士を探す
4.基礎的な問題集をなんども繰り返す
系列問題は、決まったルールに従って並んでいるマス目の中で、空欄になっている部分を埋めるという問題です。この系列問題も、しっかりと解き方をマスターしていないと同じ調子で間違えてしまうパターンが多いタイプの問題です。
★問題例
回答・・
最初はルールに従って4つほどマス目に図形が並んでいることがほとんどです。それを読み上げて指でマス目を移動していれば、空いているところにどの図形が来るのかがすぐにわかります。一番難しいのが、最初からマス目が空欄の場合や、空欄が続いている場合です。この時にも指差しをして次に出てくる図形を左の指で示し、その図形と同じ図形を右手で示します。そうすると、マス目に入る図形が理解できます。
♦規則性を発見する力
系列問題では、決まりや規則性を発見しなければなりません。
そのためには、「全体を眺めて部分の構成を推理し、思考する能力」が必要です。
特に難しい問題を解く際には、「粘り強く考える力」が必要になります。
粘り強い思考力は日常の生活の中で見につけられるものです。
子どもの自主性を大事にし、自分で「考えて決める」ことを心がけ、
その後の行動を褒めてあげれば、自信を持って思考する力が養われます。
また併せて系列問題は、基礎的な問題集を使って演習を多くこなすことが 上達のコツになります。